生成AIの使用例(その2:プログラム作成に利用)
生成AIの使用例(その2:プログラム作成に利用)
知人から、マイコン(Raspberry Pi PICO)のプログラムで質問をされ、「分からないことが多いので、また聞きに来ていい?」と言われました。
最近は何かと忙しいので、生成AIを使う方法を伝えました。
その人も生成AIは使ったことがあるそうですが、思い通りにならなかったようす。
だからなのか、予想以上に喜んでもらえました。
話した内容は、およそ次のようなものです
- 生成AIにも色々あり、MicrosoftのCopilot、GoogleのGeminiの二つを使う
- 生成AIに作ってもらい、片方で作ってもらったものを、もう片方に見てもらう
- 難しいプログラムでなく、できるだけ単機能のプログラムを生成AIにつくってもらう。一つ一つが動くことを確認してから、自分で組み合わせる
- 組み合わせるときも、一つ組み合わせて動作確認していく。動かないなら生成AIに教えてもらう
- 一気に作成すると、エラーが多発し、何が原因か分からなくなる。だから、少しずつ進めていく。
それぞれ、簡単に説明します。
1:生成AIにも色々あり、MicrosoftのCopilot、GoogleのGeminiの二つを使う
これは、違う会社が提供しているので、答えが違ってくるからです。
生成AIは間違えることもあるから、二つに同じ質問をすれば、どちらかが正解する可能性は高くなります。
(両方が間違っていることもあります)
2:生成AIに作ってもらい、片方で作ってもらったものを、もう片方に見てもらう
こうすることで、お互いがどんな評価をするのか、どこが修正されたか、など学ぶことが多くなります。
さらに精度を上げている感じでしょうか。
3:難しいプログラムでなく、できるだけ単機能のプログラムを生成AIにつくってもらう。一つ一つが動くことを確認してから、自分で組み合わせる
マイコンの場合、スイッチ入力、LED点灯、サーボモーターの動作など、いろいろな動作を組み合わせるようなものになります。
それぞれが単独で動作するプログラムが分かれば、組み合わせもしやすくなります。
自分自身の理解も早いと思います。
また、単機能のプログラムを作成してもらうなら、生成AIに対する質問(プロンプト)が簡単になります。
簡単だから、こちらの意図が正確に伝わりやすいです。
4:組み合わせるときも、一つ組み合わせて動作確認していく。動かないなら生成AIに教えてもらう
生成AIは質問を覚えているので、「先ほど作ってもらったプログラムに〇〇の機能を加えたプログラムを作って」というような質問もできます。
自分で作成したプログラムを確認してもらうにしても、同様に質問が簡単になります。
5:一気に作成すると、エラーが多発し、何が原因か分からなくなる。だから、少しずつ進めていく
これは生成AIというより、プログラムを作成するときの注意点ですね。
昔、C言語の勉強を始めたとき、一気に300行ぐらいのプログラムを作ったことがありました。
3時間くらいで作ったプログラムでしたが、3週間経ってもエラーが修正できずに諦めました。
それ以降、少し作って動作確認して、と繰り返すようになりました。
よい経験だったと思ってます。
今回、生成AIを使うのは意外と難しいものなんだと再認識しました。
自分自身、「もっと勉強しなくては」と思います。
それは、「何に使えるのか」、「どんな質問の方法が良いのか」といった部分を勉強し続ける必要があるんだと思います。
逆に言えば、自分の(生成AI利用の)スキルが上がるほど、出来ることが増えていくんだなと感じます。